2019年4月 演奏旅行 ジュネーヴ、ベルガモ、ブレーシャ、プロヴァンス
2019年4月には再び演奏旅行がありました。
今回はジュネーヴ(スイス)、ベルガモ(イタリア)、ブレーシャ(イタリア)、プロヴァンス(フランス)と周りました。今回の演目は、ヤノフスキー指揮、ブラームのドイツレクイエム。
ドイツ人の精神の真髄といっても過言ではない様なこの作品を、ドイツ人たちと一緒にドイツ以外のヨーロッパで演奏する、という経験はとても興味深かったです。
スイスでは共用語にドイツ語も入っているせいか、観客にとても好評でしたが、他、特ににイタリアでは、お客さんは満席だったとはいえ、お客さんの反応は、喜んでいただけたものの、若干「はて。。。?」というようなお客さんの反応でした。イタリア人にはやっぱり煌びやかな派手な曲の方が受けるのでしょうか。もちろん言語も要因だったように思います。ヨーロッパといえども、各国でやはり雰囲気もキャラクターも違っていて、とても興味深かったです。旅自体は、、、長かった...。ヨーロッパアルプスの最高峰モンブランがのほぼ近くの道路で渋滞に巻き込まれ、立ち往生。ここはどこ、、、という様な別世界にいるような時間も過ごしました。
演奏したホールはどこも素晴らしく、私一人では到底たどり着くことのないクラッシック最高峰のホールばかりだったので、貴重な経験をさせて頂きました。
食べ物も美味しく、お天気も良く、楽しませて頂きました!
ヴィクトリアホール(ジュネーヴ) MDR Klassikより
Teatro Sociale (ベルガモ)MDR Klassikより
Aix-en-Provence(プルヴァンス)MDR Klassikより
ここからは、私が撮った写真です。
渋滞で立ち往生している時にとったモンブラン。雪も積もっていました。
ベルガモの風景
ベルガモのドニゼッティの家(ドニゼッティがベルガモ出身(この地で没す)だとは知りませんでした!)
Teatro Grande Brescia(ブレーシャ)
ブレーシャからプルヴァンスまでは飛行機で移動しました。
プロヴァンスでの一コマ
バーゼルシンフォニーオーケストラの日本人の方々と本番後の打ち上げで。
プリヴァンスから帰りはフランクフルトへ飛び、そこから電車でライプツィヒまで戻りました。
旅行中に出会った、綺麗な花や美味しいものたち。
2019年3月 バッハの誕生日
2019年3月21日に、バッハ生誕記念コンサートに出演させて頂きました。演奏会場はおなじみ聖トーマス教会。
今回も聖トーマス教会音楽監督指揮のもと、カンタータ54番、ブックスフーデなどを演奏しました。
このところ、本番続きで抱えている曲数が大量で、頭と体力が持つか不安もありましたが、なんとか無事に終える事ができて感謝です。
毎回思うことですが、バッハのゆかりある場所でバッハの作品が歌えること、バッハも昔聖トーマス教会の音楽監督だったということもあって、現聖トーマス教会音楽監督のもとで歌わせて頂けることは、人生においてとても貴重です。この時間は永遠に続きわけではないので、毎回感謝して取り組みたい、と改めて思わされました。
この演奏会数日前に、自宅前で素晴らしい虹と遭遇したので、今回はその写真と動画を載せてみます。
2019年2月 マーラー8番 アムステルダム(コンセルトヘボウ)公演
2018年2月には、マーラーの交響曲8番のアムステルダム公演が終わりました。会場は世界的にも有名なコンセルトヘボウ。今回はMDR放送合唱団とWDR放送合唱団との合同の大合唱でした。
WDRで働いていらっしゃる高校、大学の先輩とヨーロッパで初共演の貴重な時間、そしてオランダに留学していた20年来の友人、ハンブルクからのホストファミリーとの再会、盛りだくさんのアムステルダム滞在でした。
ご飯もとても美味しかったです。
以下のリンク(Facebook)から演奏がご覧いただけます。
https://www.facebook.com/Concertgebouw/videos/2262766153805048
2019年1月 元旦の第九 in ドルトムント。そして愛猫ジョイ
2019年が明けました。
年末年始と第九に明け暮れていました。元旦はドルトムントで第九。日本にもしいたら三が日は家でゆっくりしたい派の私は、心底「元旦からなぜ私はこんな所で第九なんか歌っているんだろう。。。御節、、、お雑煮、、、カニ、、、」と思っていましたが、ゲヴァントハウスオーケストラの音色とネスソンスの素晴らしい指揮に、そんな私の思いは終演後は何処へ・・・。
新しい年も頑張ろう、気持ちを新たにスタートしたのでありました。
音楽とは全く関係ありませんが、新年早々、父から、「どうやって息をしているのかわかりません。笑」というメッセージと共に家の愛猫ジョイの写真が送られてきました。
新年早々笑わせてもらいました。会いたい&ナデナデした気持ちは膨らむばかりです・・・。
2018年12月その③ クリスマスコンサート in ゲヴァントハウス
2018年12月25日は、MDRのクリスマスコンサートがゲヴァントハウスでありました。
フィンツィ作曲の《In Terra Pax》ではソロを歌わせて頂けることになりました。ゲヴァントハウスで初めてオーケストラとソリストで共演させて頂きました。
前半合唱で参加した後、早着替えで舞台袖まで行き、出番となりましたが、心底緊張した本番でした。本番前からずっとドキドキしていた記憶があります。(ノミの心臓・・・苦笑)
というのも、当日ラジオ、インターネットで演奏会が生放送されたからです。失敗できない、、、と思うと余計に緊張するものですね。
それでも、また一つ貴重な経験をさせて頂きました。この本番では、母から譲り受けたオレンジ色とクリーム色が混じったドレスを着させて頂きました。母が音大の卒業試験時に着用したドレスだそうで、その細さにびっくり!母もびっくり!母曰く、「よくこんな細いの着ていたわ〜!!」と。確かに、現在私でもブレスをするとちょっとキツイです。これ以上太らないようにしなければ・・・。
それでも、このドレスは保存状態も良かったので、この晴れ舞台にきる事ができて感無量です。
フィンツィの《In Terra Pax》は、とても素敵な作品で、キリスト誕生のドラマが目に浮かんでくるような、そんな作品でした。バスのソリストは、オーストリア出身の同僚、指揮者はイギリス人のMichael Francis、改めて英米作品の良さに触れる事ができた本番でした。
年末は、恒例のゲヴァントハウスオーケストラ、このオーケストラの常任指揮者ネルソンスとの第九(隔年で、MDR放送合唱団とライプツィヒ歌劇場合唱団が交互に出演します。)で2018年を締めくくりました。
この第九の模様は、ユーチューブで以下のリンクからご覧いただけます。
とにかく、忙しく歌い通した一年でした。感謝です!
2018年12月その② ベルリンでのコンサート
2018年12月4日は、ベルリンでモーツァルトミサ曲のソロの本番、ハノーバー少女合唱団との共演でした。
ハノーバー少女合唱団は、なんと約20年前に私が東京少年少女合唱隊のメンバーだった頃、サントリーホールで共演していました。今回は嬉しい偶然の再共演です。
ところで、今日の私の名前はなぜか"May Kato"。どこでどう変化したのか謎ですが・・・笑
天使の様なハノーバー少女合唱団の歌声に癒されて、素敵な演奏会になりました。
ハノーファー少女合唱団のリハーサル風景
他のソリストと一緒に
2018年12月 その① Markkeerberg市庁舎での第一アドヴェントコンサート
2018年12月第一アドヴェントはMarkkeerberg(ライプツィヒ郊外)市庁舎での演奏会でソロを歌わせて頂きました。
プログラムは10年ぶりのブリテンのクリスマスキャロル などなど。
ゲヴァントハウスオーケストラのアンサンブルとの贅沢な時間でした。
しかし、この日もやはりハプニングはあったのでした。本番直前に新しい楽譜が渡され、しかもがっつりソロの曲。なぜもっと早く楽譜をもらえなかったのだろう。。。と泣く泣く、本番直前まで楽屋で必死に譜読みし、、、なんとか本番で歌ったのでありました。この日は行きた心地がしませんでした。笑
2018年11月 J.S.バッハ BWV23 in アイゼナッハ
2018年11月11日に、再びアイゼナッハで歌わせて頂きました。今回はカンタータ23番。アイゼナハまではライプツィヒから車で約2時間、同僚の車に乗せてもらい、早朝に出発しました。
帰りの車の中では、彼の生まれ故郷の旧東ドイツについて色々と聞きました。彼のドイツ語が早すぎて100パーセントは理解できませんでしたが(笑)、私が思っていたよりは平和的なお話が聞けて、少し旧東ドイツへのイメージが変わりました。それでも今から10年ほど前は、ライプツィヒも今よりもグレー一色の様な街並みだったそうです。今となってはライプツィヒもかなり新しくなり、住みやすく、非常に人気の街になりましたが、もし私がライプツィヒに10年前に引っ越してきていたら、きっと直ぐに日本、もしくは別の街に移りたい、とも感じただろうな、と思います。
登録:
投稿 (Atom)