2015年 明けましておめでとうございます!


 20

Frohes neues Jahr !

ジルベスター礼拝に参加した
ハンブルクの聖カタリーネン教会の蝋燭


昨年は大変お世話になりありがとうございました。
2014年は多くの新しい出会いに恵まれとても幸せな1年でした。
それでもあっという間の一年で、
やりたい事、やらなければいけない事、課題は山積みです。
今年はどうにかしてこれらの事をひとつずつクリアしていけたらと思います。

今年の目標は、色々な面において

「 成長と見極め 」

の年にしていきたいです。
すぐには到達出来なくとも、目標をたてて走る事は大切な事ですね。
そしてこのロウソクの火の様に、
ぶれずに真っ直ぐ、常に小さくとも熱い灯火を燃やし続ける者になりたいと願います。

新しい年が皆様にとって 素晴らしい年になりますように祈りつつ。

2015年 元旦
加藤麻衣

昨年のチェコ旅行で一目惚れしたお土産。
今年は羊年なのでこの部分をアップで。
全体はこんな感じです。
それぞれの表情に一目惚れしました。




12月の出来事

いよいよ、2014年もドイツ時間で残り4時間となりました。
外では、打ち上げ花火の音が鳴り止まず騒がしくなってきています。騒がしいというよりかは、爆発音の連続で恐怖すら覚える現時点ですが・・・。ドイツでは日頃は花火が禁止なのですが、大晦日だけは解禁になるので、街中のスーパーには日本とはケタの違う大型花火やミサイルの様な花火が売られていて、それをドイツ人はビールと共にジャンジャン買って行きます。
そういう訳で、カウントダウンと新年の瞬間は街中はものすごい騒ぎになります。
今夜は街の中心の教会にジルベスター礼拝に友人に誘われて行こうと思っているのですが、どこから花火や爆竹が飛んでくるかわからないので、少々腰が引けております。。。生きて帰って来られるのだろうか・・・。

さて、今年最後のブログです。
2014年12月も色々な事がありました。
全て詳しく書くと、肩が凝り固まったまま新年を迎えそうなので、かいつまんで書かせて頂きます。

まず12月上旬は国際海洋裁判所所長の柳井俊二判事を囲むホームパーティーで歌わせて頂きました。
柳井判事がお気に入りの曲と言う事で、リクエストを頂き、シューベルトの“ 岩の上の羊飼い ”と 、ヴェルディ作曲歌劇《椿姫》より“ 乾杯 ”を歌わせて頂きました。
今回“ 岩の上の羊飼い ”は初めて歌う曲で、更に難曲中の難曲という事もあって、大分構えて歌ってしまいましたが、楽しく歌わせて頂きました。
演奏後は、各国に住んでらした時の色々な興味深いお話も聞かせて頂き、とても勉強になりました。

柳井判事夫妻と一緒に。


そして、12月11日、非常に楽しみにしていた演奏会がありました。
以前から大好きだったテノール歌手イアン・ボストリッジ(Ian Bostridge) がハンブルクに来る、という事で、聴きに行ってきました!
プログラムはシューベルトの“冬の旅”。一言で言うならば、“ 夢のよう ”でした。
彼はものすごく背が高く、スマートなので一見男性歌手のような風貌ではないのですが、音楽的解釈からディクション、そして美声から紡ぎ出される音楽を聴いた瞬間からもう彼の世界にぐいぐい引き込まれていきました。
休憩なしで一気に全曲を歌い上げる姿も圧巻でしたが、もっと聴きたいと思わせる演奏こそ、プロなのだと思いました。
終演後はホワイエに出てきてくれたので、一緒に写真を撮らせてもらいました。ちょうど今シューベルトの歌曲を中心に勉強していたので、ついつい楽譜にまでサインをしてもらい。。。ミーハーですが、このサインを見てシューベルトを練習する喜び。案外単純な細胞で私は構築されていたのだな、と実感。
憧れのテノール歌手 Ian Bostridgeと。
チケットと楽譜にサインを頂きました。


そして、12月と言えばなんと言ってもクリスマスはメインイベントですね!!
至る所できらきらと輝くイルミネーションに影響されて、ちょうど知り合いの方から葉っぱの切れ端の余りを頂いたので、気分転換に細かく切り、チェコのお土産屋さんのおばさんがおまけでくれたオーナメントも合わせてリースを作りました。(この日もやらなければいけない事が山程在ったのですが、それをそっちのけでお得意の現実逃避をし、やはり良心がちくちくと気持ちを煽ってくるので少し急ぎ気味に作成した結果、若干雑な仕上がりとなりました。)
それでも昔から図工や美術の時間が大好きだった私にとっては、もう最高の時間でした。こういった事は時間が経つのも忘れていつまででも続けられます。


これを作っている間、葉っぱから花粉なのか何なのがクシャミが止まらず、日本の春を思い出しました。




ドイツのクリスマスといえば、クリスマスマーケットです。
今回他の街にクリスマスマーケットに行きたかったのですが、時間的な余裕がなかったので、ハンブルクだけで楽しみました。ずっとオリーブの木でできているサラダボールや食器類が 欲しかったのですが、かなりお高目で、学生の身には手が届かず・・・将来いつかあのボールで美味しいサラダが食べられたらいいな〜♡という夢に留めておきました。
他にも可愛い雑貨のお店が沢山でていたので、何か欲しいと思って色々眺めていると、閉店ギリギリに行ったらおまけをしてくれた石鹸屋さんで、フランス製のオリーブオイルで出来ている石鹸を5つ購入。良い香りで大満足です。


ハンブルクの街中は賑わっていました。

夜遅く、ハンブルク中心街の通り。

天然素材から作られた石鹸たち。
ちょっと美味しそう・・・。

オリーブの木の食器でサラダが食べたいという夢と憧れは膨らむばかりです。

オリーブの木でできたクリスマスオーナメントたち。

キャンドル屋さんも素敵でした。





おまけで購入した石鹸。
どれも異なる良い香りで幸せな気分になります。

そして、クリスマスシーズンになると至る所の教会で毎日の様に礼拝や音楽会が行われています。24日のイブには友人達とハンブルクの聖ミヒャエル教会に23時からのイブ礼拝に参加してきました。この教会はこの空間にいるだけで、癒されますが、ドイツ語でのクリスマスキャロル、そしてオルガンの音色、ハンブルクで勉強させて頂いけている事を改めて感謝した一時でした。
聖ミヒャエル教会の礼拝堂、礼拝開始5分前。満席でした。
礼拝堂の中にあるツリー
聖ミヒャエル教会外観。



25日、クリスマス当日は同居人のドイツ人が、羊肉料理を作ってくれました。彼女は10代の頃、アフリカの住んでいた事があり、アフリカ特有のスパイスと一緒にお肉を煮込んでくれました昨年食べたドイツのクリスマス料理とはまたひと味異なって、これまたお肉がジューシーで柔らかく、蒸したお野菜とも相性が良く、とても美味しかったです。共通の趣味で話は盛り上がり、幸せな一日でした。


羊肉料理。タマネギと大蒜、そして独特のスパイスで煮込んでありました。
サイドに添えるお野菜も、
葉に皺の多いキャベツと(名前がわかりません・・・)、人参がたっぷりで甘いお野菜でした。

お肉を煮込んでいたローマ風お鍋。
これで煮込むとお肉が柔らかくなるそうです。


最後になりましたが、ハンブルクで出会った韓国人女性詩人の方が、絵本 “ 幸せを求めて ” を12月にハンブルクで出版され、この本に小さな音読CDがついているのですが、この日本語朗読を私が吹き込ませて頂きました。他に、ドイツ語でも吹き込まれていて(勿論ドイツ人の方の吹き込み)、韓国語バージョン(勿論韓国人の方の吹き込み )も同時出版されました。
この本は1冊購入すると、そのうち1€が障害福祉に寄付されるそうです。
今回プロの指導を受けず、詩人の方に直接聞いて頂きながらの作成だったので、何度も撮り直してOKがでるまでかなり時間を要しましたが、素敵なストーリーなので、毎回楽しく録音させて頂きました。残念ながら日本ではまだ販売していませんが、いつか日本でも販売できる日が来ればと願っています。


“幸せを求めて” 日本語バージョン 
“幸せを求めて” 韓国語バージョン 
CDに私の名前も載せて頂いています。
ざっと、色々な事を書いてしまいましたが、まだまだ書ききれない事も沢山あった2014年でした。
2014年も残り数時間、今からハンブルク中心街にある聖カタリーネン教会でジルベスター礼拝に友人と出かけてきます。良い年明けが迎えられますように♪