6月(2017年)の出来事 〜 ハンブルク公演とシーズン1年目終了


ハンブルク
エルプフィルハーモニー



さて、今回は2017年6月の出来事の回想記です。
この月は色々と公演があり忙しい月でしたが、その中でも特に思い出深かったハンブルク公演の事をご紹介したいと思います。
今回の演目はシェーンベルク作曲 "グレの歌"。
ハンブルク歌劇場合唱団と合同の公演でした。 ハンブルクに留学していたので久しぶりのハンブルク、ホストファミリーに会ったり、友人に会ったりと嬉しい時間も過ごす事ができました。

そして、6月後半はライプツィヒのゲヴァントハウスとエアフルトの大聖堂でモーツァルトのロ短調ミサ公演がありました。この公演で、MDRでのシーズン1年目が終わりました。2016年8月8日から始まったProbejahr(研修期間)も無事合格でき、そしてなんと人生初の皆勤賞。人間、気合を入れてやればできるものです。
感謝なシーズンでした。




ホールをパノラマで撮ってみました。
日本のトヨタが設計?を手がけたそうです。

ホールの壁
フジツボみたいです・・・


逆さまになった巨大なエリンギの様に見えるのは私だけでしょうか。

同僚が送ってくれた写真
なんだか嬉しそうな私、、、。
公演直後
MDR Klassikより写真拝借

エルプフィルハーモニーからの景色
エルベ川
舞台袖のバイオリンを掛けておける場所
ビオラでも良し。


同僚とふざけて撮った写真。
お気楽・・・

ハンブルクのマークです。

お天気続きでした。

ハンブルクの港
左後方に演奏会場のエルプフィルハーモニーが見えます。
エルベ川からのエルプフィルハーモニー

港で腹ごしらえ。
小エビたっぷりのサンドを頂きました。


これ、本当に美味しかったです。さすが港町。

ハンブルク市庁舎

久しぶりにハンブルクのホストファミリーと再会。



同じ年代の同僚たちとエルプフィルハーモニ前で。
右からドイツ人、スペイン人、そして日本人(私)、インド人、韓国人、
皆国籍が違います。
この日は強風でした。笑



ハンブルクといえば、アルスター湖
ここからの景色はいつもお気に入りです。

アルスター湖で目が合ったガチョウ。
ガチョウ?鴨よりも大きかったのですが、これはなんでしょう・・・
行きの電車からの風景。
同僚たちとハンブルクの景色に魅了されている所。(若干おふざけですが、、、)

ハンブルクの写真が多くなってしまいましたが、6月後半はライプツィヒのゲヴァントハウスとエアフルトの大聖堂でモーツァルトのロ短調ミサ公演がありました。この公演で、MDRでのシーズン1年目が終わりました。2016年8月8日から始まったProbejahr(研修期間)も無事合格させて頂き、そしてなんと人生初の皆勤賞!!!
人間、気合を入れてやればできるものですね。
とても感謝なシーズンでした。

エアフルト公演へ向かう移動バス。
この時はMDRシンフォニーオーケストラも一緒だったので大型バス4台での大移動。
いつも、このビル (職場) の前から出発します。

演奏会場のエアフルト大聖堂(左後方)
エアフルトはかつてゲーテが”ドイツのローマ” と称した街で、チューリンゲン州(ドイツ中部)に位置します。


エアフルト大聖堂の内部

終演直後。
この階段を登ったり降りたりが結構大変です。
写真はとりませんでしたが、この石階段を登った真ん中から右に入ると、チューリンゲン名産のチューリンゲンソーセージのお店があります。
休憩時間は同僚たちの溜まり場になります。



5月(2017年) Probejahr合格とウィーン公演

ウィーン旧市街の中心にそびえ立つシュテファン大聖堂。
屋根の模様はハプスブルク家の紋章です。世界では3番目に高い塔だそうです。
(ちなみに2番目はドイツの誇り、ケルン大聖堂。)


またまた久しぶりの投稿ですが、ライプツィヒにもそろそろ春がやってきます。
長く続いた暗い憂鬱な時期が終わると思うと、心底ホッとしています。
今年の冬は超えるのが辛かった、、、とにかく曇り日和が続きお日様と会えないので気分も体調もいつも沈んでいる感じ。私だけかと思いきや周りもそんな感じで、いっその事冬眠してしまいたいと思ってしまいました。
いやいや、働かねば。。。人間だもの。

さて、今回も大昔の回想記録ですが今回は2017年5月の出来事を。

MDR放送合唱団で働き始めて早10ヶ月、ついにProbejahr(お試し期間)の合否が出ました。ある日の仕事休憩中、私だけ練習ホールから出るように指示があり、ソプラノ団員全員で私を団員に正式に受け入れるか否かの話し合いが設けられました。Probejahrの合否は自分の属するパートの同僚全員が審査員なのです。
これまで無欠勤で臨み、やるべき事はやってきたという自負がありましたが、やはり団員とドイツ語でのコミュニケーションの心配もあり、どういう結果がでるのか心臓がドキドキしていましたが、休憩後に口頭で 「マイ、合格よ!」とのお達し。団員が拍手してくださり、はぁ、良かった。。。と安堵の瞬間でした。
そんな安堵の後にウィーン公演がありました。ある同僚から、”ウィーン公演の前に良い結果もらえて良かったね。これでご機嫌でウィーンに飛べるね!”と言われたのを覚えています。

今回の公演はブーレーズの作品で女性合唱のみの作品でした。
ブーレーズといえば、修士の時に勉強し、当時参考資料として購入したたアントン・ウェーベルンのCDの音楽監修をしていた方というイメージしかありませんでしたが、これがまた音録りの大変な曲で、何回通しても合っているのか間違っているのかさえよくわからず、いつも頭の中ははてなマークいっぱいでしたが、なんとか本番までには慣れてくるものですね。しかも不思議な事に、こういう類の作品は慣れてくれば慣れてくる程、くせになってくるから不思議です。
演奏会ではウィーンの合唱団と合同でしたが、なんと私のハンブルク時代の師匠の同級生が歌ってらして、お会いする事もできました。
空き時間には散策もでき、満喫したウィーン滞在でした。

ウィーンコンサートハウスでの本番でした。
それにしてもこの楽譜....やっぱり当分は再会したくない作品です。笑

滞在していたホテルから徒歩数分のところにあったベルヴェデーレ宮殿。
クリムトの絵などを見る事ができました。
冒頭にアップしたシュテファン大聖堂の内部。
ハプスブルク家代々のお墓があるだけでなく、モーツァルトの結婚式、お葬式が行われた場所でもあるそうです。

シュテファン大聖堂の屋根。

シュテファン大聖堂の塔に登った際、壁で見つけた落書き


世界で一番美しいと称される図書館 プンクザール



プルンクザールの天井


こんな隠し扉の様なものもありました。
古い本が並んでいてタイムスリップした様な感覚でした。

ウィーン名産の刺繍”プチポワン”
買いたかったけれど高くて断念。。。

世界最古の馬術学校”スペイン乗馬学校”の前を通ったら白い馬が顔を出していました。
ウィーン国立歌劇場と路面電車
歌劇場でバレエ”白鳥の湖”も鑑賞してきました。
ただ、立ち見席だったのでかなり辛かった、、、。
でもなんと破格の3ユーロ!!
ウィーン国立歌劇場のホワイエ。とても煌びやかでした。
ホワイエにあるリヒャルト・シュトラウスの像

ホワイエの天井
どこを見ても煌びやかでした。
勿論モーツァルトハウスにも寄ってきました。
ここはモーツァルトが1784年から1787年まで住み、フィガロの結婚を作曲した事で知られています。
モーツァルトが住んでいた時代、家の中でも冬は死ぬほど寒く過ごすのも大変だったそうです。




ウィーンで出会った素晴らしく美味しいケーキ。
ドイツではなかなか出会えません。
日本のケーキを思い出しました。
もちろんウィナーシュニッツェルも頂きました。

ウィーン市庁舎

旧市庁舎までのフォルクス公園(市民公園)。
もう終わりの時期でしたがまだバラが咲いていました。



市民公園ではアムゼルが気持ちよくさえずっていました。


 
ウィーン国立歌劇場の近くでほっこり