5月の出来事 《マスタークラス》


現在11月のハンブルクの木々の葉っぱも美しく色づきました。


現在11月、ハンブルクは秋も終盤を迎えています。
今住んでいる近所は道路沿いに大きなどんぐりの木が多く植わっているのですが、コツン、コツン、とドングリが路上駐車のボンネットの上にに当たる音を聞きながら登校しています。(ドイツでは道端に路上駐車するのが普通です。)たまに、ゴツンッ!!と大きな音がして、きっと今のは大きいドングリだろうな・・・。あれが頭の上に当たったら痛いんだろうな・・・とヒヤヒヤしながら歩いています。登下校の道はゆっくりゆっくり歩くご老人も多く見かけるので、どうかおじいさん、おばあさんの頭上に落ちませんように・・・と祈るばかりです。
そして幸いにもまだ私の頭上にもヒットしていませんが、道を歩くのも命がけ(?)です。

拾ったどんぐりで遊んだ結果。


そして嬉しい事に今年の秋はとても美しいです。
去年、一昨年はあまりきれいに色付かないまま葉が落ちていましたが、今年は道を歩いていると「わ〜、きれい〜!」と思わず立ち止まってしまうほど、木の葉は黄色や赤色に染まってうっとりしてしまいます。(行き帰り、とても時間がかかる・・・。)
でも、きっと日本の紅葉の美しさには劣るとは思いますが・・・。

帰り道で見つけたハンブルクの秋。


これは何キノコでしょうか・・・きっと食べられないキノコです。

スーパーマリオに出てきそうなキノコもいました。

ついついどんぐりを拾って集めたくなります・・・
道端ではリスが冬越えの為に一生懸命どんぐりを集めていました。私も冬越えの準備を・・・(違)


さて、今回は季節外れながら5月の出来事について書こうと思います。(写真もここからは季節外れの春模様です。)
4月下旬から5月にかけてドイツは春真っ盛りの時期です。それまでどんよりとしたねずみ色だった景色に、やわらかそうなみずみずしい若葉が芽吹き、色とりどりの花々が咲き、心踊ります。


個人的にこの黄色はとてもお気に入りでした。

この桜の葉っぱを見て、無性に桜餅が食べたくなったのはここだけの話です。
花より団子・・・

そんな時期に、学校で声楽のマスタークラスが開催されました。
招かれた教授は、多くの歌手を輩出しているオランダ人のマルグリート・ホーニヒ先生です。音源審査の合格者が受講できるマスタークラスでしたが、感謝な事に受講生に選んで頂き、受講する事ができました。

ホーニヒ先生のマスタークラスは発声法が中心でした。どうやって身体と繋げて歌うか、という事を丁寧に教えて下さいました。先生のレッスンを受けるたびに、今まで意識していなかった(意識しなくてはいけなかった)体の隅々の筋肉が動いているのがわかり、とにかく今までで一番身体を使って歌った、といっても過言ではないほど、レッスン後身体がぐったりします。笑
後で録音した音源を聴いてみると、先生の指導を元に出した声は明らかに違うのがわかり、これが身体と繋げて歌うことなのか、、、と多くの発見がありました。そして、毎度、これだけ身体を使って歌わなくてはいけないのね・・・と、今までどれだけ身体の意識が薄かったか、ということも気づかされました。反省。
とはいえ、自分でいざやってみると自分の癖が邪魔をして、すぐに習得できることではないな、、、と自分の不甲斐なさに落ち込みながらも、とてもフレンドリーに指導してくださる先生に励まされながら、楽しくマスタークラスを受けさせて頂きました。

夏にリューベックでのホーニヒ先生のマスタークラスの情報も入手し、また先生のマスタークラスを受けられますように!という気持ちとともにマスタークラスを終えたのでした。




マスタークラス終了後、ホーニヒ先生、
ホーニヒ先生のアシスタントで呼吸法を教えて下さったパウロ先生と。