日本では台風の被害が大きかったと聞いています。
ドイツにいながら毎日ネット上で日本のニュースも読めるので、昨夜はずっと落ち着かない気持ちでいました。
被害に遭われた地域の為にお祈りしております。
私は新しい家に引っ越して早くも2週間程経ちました。
新しい家に引っ越して、前の家のファミリーが恋し過ぎて、ドイツファミリーへのホームシックになったり(幼稚園の頃はお泊まりの度に泣いていた私ですが、ウン十年ぶり、久しぶりの気持ちです)。
更に、落ち着く暇もなく毎日ハプニングの連続でした。
ごく一部、ハプニングをご紹介すると…
一つ。銀行のキャッシュカードが利用できなくなる。
一つ。ベットが崩壊する。(これは人生初めての経験!)幸いにも寝ている時ではありませんでした。
そしてその他諸々・・・
銀行カードは磁気が弱くなったとの事で使えなくなり、結局再発行してもうことになりました。ただ、日本の銀行なので、今の所現金が引き出せず、手元にカードが届くまでに時間を要するため、現在、節約生活実施中です!(でもこれは日頃の目標ですね。)
ベットの方は大家さんを含め4人がかりで組み立て直してみましたが、皆でどう頑張ってもきちんと枠と軸の柱がはまらないまま、最終的に四隅がはまっているからとりあえず様子を見ようという事になり、毎日そ〜っと寝ています。たまにガクンっというので、次の崩壊の瞬間まで。。。。ドキドキします。
そして先週固定の住所になったので、住民登録をしに役所まで出向き、晴れてハンブルガーの一員??になれました。
残すはビザ申請です。
毎日この様な事続きで、音楽は何処へ・・・?という生活が先週あたりまで続いていましたが、ドイツの統一記念日辺りから続いていた秋休みも終わり、今週から学校でのレッスン等の授業もスタートしました!(本来私にとってはここがメインです!)
一昨日の月曜日に先生方との顔合わせがあり、レッスンの曜日と時間を決め、早速当日からコレペティトゥア(以下コレペティ。)の先生の授業を受けました。
コレペティの授業は、音楽的解釈や曲の作り方等をピアニスト(コレペティトゥーレ Korrepetitor:歌劇場等で歌手に音楽稽古をしてくれるピアニスト)からレッスンが受けられ、声楽講師のレッスンとはまた違う視点からの様々なヒントが得られる、とても魅力的な授業です。
コレペティの先生は音楽に対してとても熱く、人柄も良い先生で、これから一年間彼の下で毎週レッスンが受けられる事は、楽しみの一つです。
また昨日は学校での初めての声楽のレッスンがありました。
こちらはヨーロッパの様々な歌劇場で歌われてきたソプラノの先生で、私よりも声質は少し重めですが、宗教作品からオペラまで幅広いレパートリーをお持ちの先生です。
昨日は初日という事もあり、殆ど話で終わりましたが、レッスンの終わりに発声のトレーニングをして下さり、少し見本として歌って下さった先生の声の響きに聞き惚れ、この様な響きを出せる様になりたい、という新たな目標もできました。
トレーニングは至ってシンプルなのですが、これがまた難しい!
今まででついてきた自分自身の癖を取るのに、少し時間がかかりそうですが、私自身の本当の声で歌える様、頑張っていこうと思います。
♪引っ越す前の、お天気の良いハンブルク中心街での一枚。(中央がハンブルク市庁舎です。)