2017年9月中旬にワイマールでヤノフスキー指揮、ヴェルディ《レクイエム》公演が2日続けてありました。
私の声の分野では全くないヴェルディの作品ですが、こうしてMDR放送合唱団として歌える事は感謝な事です。
私が初めてドイツに来た時(20代はじめの夏)、ライプツィヒからドイツ語も何も分からずに一人で電車に乗って訪れた町がここワイマールでした。当時1週間だけライプツィヒで行われるマスタークラスの為に来たのですが、マスタークラスの合間に一人小旅の日帰りでライプツィヒからワイマールに赴きました。電車のチケットの買い方も分からず、買うまでに随分と苦労したのを覚えています。とにかく言葉が分からなく初めての地での小旅、不安のままぶらぶらとワイマールを歩きまわりましたが、帰りライプツィヒに無事に戻って来られた時のあの何とも言えない安堵感は今でも忘れられません。そして、当時滞在していたライプツィヒのホテルは、今では改装されて新しいホテルになっていますが、マスタークラスのレッスン後に落ち込んで母に暗い気持ちでホテルのパソコンから(当時は海外で使える携帯もパソコンも持っていなかった・・・)メールを、日本語のキーボードがないのでルファベット文字で打ち込んだ事も今思い出しました。母にはこの時もとても励まされたように思います。
そんな思い出がありましたが、今回のワイマール滞在は、ホテルから歩いて直ぐの所に大きな自然豊かな公演とゲーテが住んでいた家があり、なんとも自然に癒されるそんな旅になりました。
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