9月(2016年)の出来事 その① バーゼル公演


バーゼル大聖堂のステンドグラス
MDRの同僚と練習直前の一枚

今回は2016年9月の回想記です。
MDRでの仕事も始まり、初のマクデブルクとナウムブルクでの公演も無事に終え、私にとってMDRで初めての演奏旅行、客演でのスイス  バーゼルへの演奏旅行でした。3泊4日、
バーゼルはスイスの北西部、フランス、ドイツ、スイスの国境に接している都市です。
スイスとバーゼルの旗(中央)
バーゼルの旗はとんがり帽子の様なデザインで街の至る所でこのシンボルが見られました。
ライプツィヒからICE(ドイツの新幹線)で懐かしのフライブルク(数年前に1ヶ月半だけこの街にいました。)を通過し、6時間の長旅でした。同僚と話していたらあっという間の6時間でしたが皆各々喋り通し。それでもプローベは皆勢いよく歌い、周りの同僚の喉の強さには脱帽でした。
次の日の朝ゲネプロ(ゲネラルプローベ:本番と同様に通してリハーサルすること)を終え、その日の夜と翌日にバーゼル大聖堂で本番でした。

ブルックナーのMesse-eMollは、初めて歌わせていただく作品ですが、アカペラ部分も多くハーモニーが充実した作品です。指揮者はMarek Janowski 、オーケストラはSinfonieorchester Baselでした。休憩中にオーケストラの団員から韓国人ですか?と話しかけられましたが、日本人だと伝えると、今まで仕事に行ったことのある日本の都市名をまるでしりとりゲームの様に次から次へと教えてくれ、気さくな団員さんでした。
空き時間も割とあったので、何をしようかなと考えていたところ、同僚が声をかけてくれたので美術館に行くことに。8月で夏真っ盛り、そして大きな川(ライン川)があるということで、多くの同僚はなんと水着持参。自由時間に川で泳ぐ&日焼けをするそうです。
私は毎度本番前は体力と声を温存しておかなくては、といつも5割程度のエネルギーで本番までは過ごしていましたが、ドイツ人恐るべし・・・。
逆に同僚から、なんでマイ水着持ってきてないの?!とまで言われ、何故と言われましても、、、という感じでした。


街の中心を流れるライン川で泳ぐ人びと。
川の流れが結構早く、泳いでるというよりは流されているという感じでしたが。笑


そして美味しいものを色々と食べたい、と思いましたがなんせここは世界で一番物価の高いスイス。お昼に外食をしようものなら軽く日本円で2千円は超えてしまいました・・・何を買うにも食べるにも勇気がいりました。

スイスで働くのであればまた話は別ですが、ドイツから来た私たちにとっては全てが高く感じました。

空き時間にはバーゼル大聖堂の塔に登り、バーゼルの街を一望。街で偶然知り合ったトルコ人とスイス人が演奏会に聴きにきて下さったり、面白い出会いもありました。

本番はかなり緊張しましたが、なんとか無事に終演。大聖堂の中での特別な残響の中での演奏と、そして世界的な指揮者と歌えた事も非常に良い経験でした。


バーゼル大聖堂のステンドグラス
ここにもバーゼルのマークが。見つけられましたか??






このステンドグラスは貫禄がありました。


バーゼル大聖堂


リハーサル風景
楽屋
楽屋風景
楽屋からの景色
屋根の模様が素敵でした


楽屋の壁には古い壁画も。
中央にはバーゼルのマーク
ドアに貼られたMDR合唱団舞台入り口と書かれた紙


バーゼル大聖堂の中庭



中庭から。
右の大きな丸いガラス窓が先ほどの貫禄のキリストのステンドグラスの位置です


中庭の回廊


床にはこんなものまで。お墓な様な気がしますが。。。




空と屋根とのコントラストに魅了されました








細部まで素敵な細工が施されていて思わずタイムスリップしたかの様な空間でした。
大聖堂の塔の上から


大聖堂は真上から見ると十字になっています




本番の照明


バーゼル旧市庁舎





















ここにもバーゼルのマークがありました。




0 件のコメント: