11月(2016年) の出来事 〜 ドヴォルザークとクリスマスソング

9月20日にライプツィヒのゲヴァントハウスでドヴォルザークのレクイエム公演がありました。この時期、色々と考えさせられる事が多かった中、この音楽にとても癒されました。今回の練習も回数が少なかったのですが、この短期間で良くここまで仕上げられると同僚たちにはただただ脱帽・・・
私は毎度のごとくついていくのに必死でしたが、今回は本番を楽しむ事ができました。今回はチェコ人の指揮者でしたが、見ていて飽きない情熱でアグレッシブな指揮、そしてソリストも素晴らしい歌手陣でした。この音楽の中に浸れる事に心から感謝です。
この時期はアドヴェントももうすぐ始まるという事で、皆それぞれクリスマスに向けてクッキーを家庭で焼き始める時期でもありました。

このドヴォルザークの本番前日に同僚とクリスマスクッキーを作る予定にしていたのですが、私は残念ながら参加できなかったのですが、本番直前に皆から手作りクッキーのおすそ分けを頂き、数日前には韓国人の同僚の奥さんお手製キムチを頂き(これは季節に関係ないですね。)、身体と心に素敵なエネルギーを補充できました。

演奏会プログラム




同僚の手作りアドヴェントクッキーのおすそ分け
韓国の同僚の奥さん手作りキムチ



さて、11月下旬にはMDR放送局スタジオでクリスマスソングの撮影・収録がありました。ドイツのクリスマスソングを本場でドイツ人たちと一緒に歌えることは私にとってとても幸せです。特に ”Es ist ein Ros'entsprungen” (エッサイの根から)というドイツの有名なクリスマスの曲を歌った時には全身から感動が溢れ出しそうでした。
しかしそんな中、この日は直前に急遽予定が入ってしまい、本番直前リハーサルのスタジオ入りがギリギリになりそうだったので、仕方なくタクシーを使うことに。感じの良い女性の運転手さんで、短い間でしたが色々とお喋りしながら目的地には無事に定時10分前に到着。
そして運転手さん、「あなたMDR合唱団で歌ってるのね〜!子供の合唱?」


・・・・!!

きちんと「大人の合唱です!」と返答しておきましたが、心底もっと大人な見た目になりたい、、、そう思った今宵でした。タクシーを降りる際も運転手さんから運動会で応援する親御さんのように「頑張ってね〜」とエールをいただきました。
そんな出来事があった後ですが、収録直後スタジオから見えた夕焼けの景色はため息が出るほど美しいものでした。
この日はこれでプラマイゼロです。

MDRラジオ放送局前のクリスマスツリー

収録直後の景色
夜が始まる直前、一瞬の空の色彩です

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