1月 (2017年) の出来事 〜ベルン (スイス) 公演


大変ご無沙汰しております!
まだまだ日本は残暑厳しい日が続いているのではないでしょうか?
ライプツィヒはすでに秋の風が吹いています。
人生の波、忙しさの波に飲まれながらも毎日元気に歌っておりましたが、ブログの更新からすっかり遠ざかっていました...。
久しぶりに少し時間の余裕ができたので、過去の回想記を再びアップしていきたいと思います。といってももうすっかり2年前?!
マメに作業に取り組めるように今年の新年にお豆を食べるべきでした...
すでに時遅し...

気を取り直して...
今回は2017年の1月の出来事を。
この月はMDR放送合唱団のベルン公演がありました。
今回の公演ではメンデルスゾーンの《賛歌》を演奏しました。
この作品はメンデルスゾーンが1840年にグーテンベルクの印刷技術完成400年記念祝典のためにライプツィヒ市から委嘱され作曲した作品で、ライプツィヒのトーマス教会でメンデルスゾーン自身の指揮により初演され、その後一部改正されて再び自身の指揮でゲヴァントハウスで再演されたそうです。まさにライプツィヒを拠点とするMDR 放送合唱団にとっては誇りをもって演奏できる作品です。
指揮は準・メルクル、オーケストラはベルン・シンフォニーオーケストラでした。
準・メルクルは2007年から2012年にかけてMDR交響楽団主席指揮者でしたので、その繋がりで今回彼がMDR放送合唱団を現常任指揮を務めているベルン・シンフォニーオーケストラとの公演に招待し実現した公演でした。
2公演あったのですが、両公演ともに大きな拍手を頂けたことは私たちにとって今後の大きな励みになりました。そしてベルン滞在中にMDR放送合唱団のCDがクラシック界のオスカー賞であるインターナショナルクラシックミュージックアワードを受賞しました。このCDは私が働き出す半年前に録音したものですが、とても誇りに思います。

CD情報はこちら:
https://www.mdr.de/konzerte/rundfunkchor/cd-rundfunkchor-geistliche-gesaenge-100.html

ベルンの街は今回初めて滞在しましたが中世の雰囲気を色濃く残す素敵な街でした。

マイナス気温だというのに空き時間には同僚たちと雪山散歩、そしてまさかのソリ滑り(本番前だというのにあまりに子供のように遊んでいるので写真は載せられませんが。笑)
雪景色の中を散歩中に、今回演奏したメンデルスゾーン "賛歌" の歌詞 (詩篇150:6) が書かれたモニュメントを偶然発見。驚きとともに同僚皆でワンフレーズ歌って記念写真を撮りました。忘れられない旅公演となりました。

そして、来週ヴェルディ《レクイエム》を演奏しに、再びベルンへ行きます(現在2018年9月3日)。片道7時間半かけての大移動です...。
今回の旅のお供のおやつは何にしようか熟慮中です。




演奏会のポスター


Kultur Casino Bernが演奏会会場でした





会場の中
オーケストラの音色は素晴らしいものでした!


マイナス気温の毎日で街の至る所にあった給水所は凍っていました...

ベルンの時計台
定刻になると仕掛け時計が動きます。
しかしなんともあっけない短さで、まだかまだかと寒い中待ちわびていた同僚とがっくり。笑
中世の影を色濃く残すベルンの街はタイムスリップしたような感覚に陥りました


ベルン大聖堂
入り口には最後の晩餐が彫られていました
残念ながらこの日は閉まっていて中に入ることはできませんでしたが、塔の高さは圧巻で、カメラの枠にはいりきりませんでした

街中で見られた地下室への入り口(?)
ここに入ったらなんだか二度と出てこられないか他の世界に迷い込みそう、、、と
想像力と妄想力がフル回転でした。
街中の古い薬局

古本屋さん

なんと浮世絵の日本語バージョンの本も発見


可愛くて思わず買いそうになった古本の絵本




床屋さん


空き時間に雪山を散歩しました



空と雪

もちろん雪合戦もしましたが、雪がサラサラで固まらず、幸い激戦にはならず。

ソリすべり直前に出会った気まぐれな猫



自然の芸術は美しいです


MDRの同僚たちと
偶然雪山で見つけた詩篇150篇

ライプツィヒへの帰路(半日かけての電車移動) への心構えに甘味を準備。

ドイツではお目にかかれない軽く繊細なケーキは素晴らしく美味しかったですが、これひとつ9フラン。
とにかく恐ろしく高いスイスの物価、、、
小さなケーキを同僚と半分づつ楽しみました。

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