8月(2016年)の出来事 その① ロームスカラシップコンサート

一時帰国!

2016年8月上旬にロームスカラシップコンサートに出演する為に、7月下旬から日本に一時帰国をしました。
帰国で何が一番楽しみだったかというと、愛猫たちとの再会、日本食、そして久しぶりの方々にお会いすること。
何が一番心配だったかというと、日本の夏の暑さに耐えられるかということ。
成田空港に到着して飛行機から降り立った瞬間、日本の高湿度のモワ〜ンとした空気を思わず胸いっぱいに吸い込み、あぁ〜、日本に帰って来た〜!と実感しました。

実家に帰宅すると玄関で末っ子猫のジョイがスリスリと駆け寄ってきて出迎えてくれました。それでも一番初めの挨拶は最年長の今は亡き猫ミカエルへと決めていました。それからジョイ、そして母にしか懐いていない(餌をねだる時だけ父にも擦り寄りますが)ララには遠くから挨拶をし、一通り久しぶりの再会の挨拶を済ませ、この日は長旅でぐったりしていたのでひたすら爆睡。

今は亡き愛猫ミカエル。
よぼよぼおじいちゃん猫でしたが私の中で一番の猫です。


数日後、学生時代からお世話になっているピアニストの山田くん(今や"先生"と呼ぶべきですが、、、。)のお宅へ(お家が実家と近くなのです。)久しぶりの合わせのためにお邪魔しました。久しぶりのピアノ合わせでしたが、相変わらずしっかりと私の呼吸に合わせてくださり、気持ち良く合わせをすることができました。1曲ごとにピアニストと話し合いながら曲を作っていくのは楽しい作業です。

ロームスカラシップコンサートはロームミュージックファンデーションの本社がある京都での演奏会でした。コンサート会場は府民ホールアルティ。京都は関東よりも蒸暑く感じました。
コンサートは名の通り、ロームミュージックファンデーション奨学生によるもので、現在留学中、または留学を終えた音楽家が世界各国から集まりました。
周りの方々が素晴らしい方々ばかりでしたので恐れ多い気持ちでいっぱいでしたが、滞在するホテルやおいしい和食のお弁当も用意してくださり、感じ良く対応してくださる関係者とスタッフの方々、終演後には手土産まで頂き、最初から最後まで手厚いおもてなしをしてくださり、本当に感謝な一日となりました。
演奏会では、4月のハンブルクでの修了演奏会のプログラムから数曲、ハイドン、ヘンデル、メンデルスゾーン、ローレム、山田耕筰と私の好きな曲を選曲させて頂きました。
演奏会数日前、注意していたもののしっかり夏風邪を引き、いろいろと不安と反省の多い演奏会でしたが、温かいお客様にも励まされて、無事に終演することができました。
会場が京都だったこともあり、普段はなかなか会えない親戚が和歌山、大阪、鳥取から応援に駆けつけてくださり、数十年ぶりに再会することもでき、嬉しいひと時でした。



撮影:佐々木 卓男(Tatsuo Sasaki)

撮影:佐々木 卓男(Tatsuo Sasaki)

撮影:佐々木 卓男(Tatsuo Sasaki)

撮影:佐々木 卓男(Tatsuo Sasaki)


Youtubeに演奏会の時の映像がアップされていました。
ショートバージョンの動画にも取り上げてくださりとても恐縮ではありますが、ロームミュージックファンデーションの2年間のお力添えなくしては、ドイツへの留学は叶わなかったので本当に感謝しています。これほどまでに良くしてくだった奨学金制度は日本には他にないのではないでしょうか。


 


日本各地から親戚が応援に駆けつけてくれました。
数十年ぶりの懐かしい再会でした。

スカラシップコンサートの楽屋で出して頂いたお弁当。
実に美味しいお弁当でした!

演奏会の2日後には仕事でドイツに戻らなくてはならなかったため、残念ながらゆっくり京都には滞在できませんでしたが(いつか心置きなく京都を巡りたいです)、京都から東京に戻る帰りに、母の実家の愛知県岡崎市へ祖母に会いに数時間寄り、短い時間でしたがこれもまた懐かしい再会でした。岡崎駅で岡崎花火まつりの宣伝を目にし、小さい頃(おそらく3〜4歳)に家族で観に行ったことを思い出しました。別れ際には祖母をお迎えに来ていた叔母が、ドイツに持って帰るためお土産を沢山持たせてくれ感謝でした。

懐かしの岡崎駅

あっと言う間の日本滞在、もう少しゆっくり滞在したかった・・・、と後ろ髪を引かれるような思いと共にドイツへ戻ったのでした。
この2日後からいよいよ、ライプツィヒでMDRと正式契約し、仕事が始まります。

おまけの写真。
実家のわんぱくジョイにも癒されました。
洗濯カゴに自ら入り、、、

取手から顔と腕を出すジョイ。
何事にもいつも真剣に取り組む彼の姿勢からは学ぶべきものがあります。(笑)












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