12月はクリスマスシーズンということもあって、思い出すだけでもウキウキしてしまうキラキラした思い出が沢山ありました。
例年の如く街中至る所でクリスマスマーケットが開かれ、この時期に食べるドイツのお菓子、日本でもお馴染みの "シュトレン Stollen " が売られています。ある夜帰宅すると同居人が美味しそうなシュトレンを分けてくれました。ビオスーパーで購入したものらしく、中のナッツが香ばしく、ドイツのお菓子らしからぬ甘さ控えめで、とても美味しかったです。
シュトレンの豆知識がWikipediaに載っていました。
とのことです。ひとつ豆知識が増えました。
私は全く少しずつではなく、美味しくて一気に食べ終えてしまいましたが・・・
一応お腹はクリスマスの準備万端になりました。
シュトレンの豆知識がWikipediaに載っていました。
生地にはドライフルーツやナッツが練りこまれており、表面には砂糖がまぶされている。ドイツでは、クリスマスを待つアドベントの間、少しずつスライスして食べる習慣がある。フルーツの風味などが日ごとにパンへ移っていくため、「今日よりも明日、明日よりもあさってと、クリスマス当日がだんだん待ち遠しくなる」とされる。
発祥はザクセン州のドレスデンで、その歴史は14世紀にさかのぼる。ドレスデンでは、12月の第1土曜日に巨大なシュトレンがパレードする祭りが行われる。
とのことです。ひとつ豆知識が増えました。
私は全く少しずつではなく、美味しくて一気に食べ終えてしまいましたが・・・
一応お腹はクリスマスの準備万端になりました。
ちょうどこの時期、ハンブルクで "Dom ドーム" という移動遊園地が開かれていました。このドーム、ハンブルクには年に3度やって来るのですが、ヨーロッパのあちらこちらであるような小さな規模の移動遊園地ではなく、これって本当に移動するの?!と驚くくらい結構大きな遊園地になります。2年もハンブルクにいて、一度も訪れたことがなかったので、一度だけ友人たちと遊びに行ってきました。移動遊園地なのに大掛かりな観覧車や絶叫マシーンもありました。
かなり大きな観覧車。 中央にはハンブルクのマークが。 |
これが組み立て式だと考えるだけで、この上ない絶叫マシーンの様な気がしますが・・・。昔からジェットコースター等の絶叫マシーンが大好きな私ですが、腰の事もあって、今回はジェットコースターに乗るのを見送るという残念な思いをしましたが、雰囲気は味わえて良い思い出になりました。
そして、12月12日、私がこの月で一番楽しみにしていた演奏会がありました。
イギリスのアンサンブルグループ、キングスシンガーズがハンブルクにやってきたのです!
昔から、彼らの透き通るようなハーモニーと曲のアレンジがとても好きで、日本にいた時からよくYoutubeを見ていました。彼らのポスターをハンブルクで見つけた時にはすぐに手帳に大きく記入し、この日を心待ちにしていました。
会場はライスハレでしたが、自分がNDRの時に出させて頂いた時よりも数倍ウキウキした気持ちでホール会場に入り(笑)、とても良い席で彼らの音楽を満喫する事ができました。
会場のライスハレ |
プログラムの中心はクリスマスソングでしたが、夢の様なひと時でした。
プログラム途中で、曲終わりにあまりの素晴らしさに、大きくため息をつくお客さんまでいました。
メンバーは昔から私が知っているメンバーとだいぶ入れ替わっていましたが、ピュアボイスのカウンターテナーの方はそのままで、素晴らしいアンサンブルを堪能しました。
ピタっと、ブレずにはまるハーモニーは聴いていて鳥肌が立ちます。
終演後、会場ではキングスシンガーズの前でアンサンブルを披露するお客さんまでいたり、子供から若い世代のお客さんを多くみかけ、オペラの客層とはまた違ったファン層の雰囲気も私にとってはとても新鮮でした。
この様なアンサンブルグループで歌えたら、気持ち良いだろうな、と羨ましい気持ちにもなりました。
終演後に購入したCDに全員のサインをもらいました。 このCDは早速Ipodに入れ、ICEの中で良く聴いています。 |
そしてクリスマスイブの24日はハンブルク歌劇場にオペラ《ヘンゼルとグレーテル》を観に行きました。
この演目、そしてクリスマスイブということもあって、家族ずれが多く、賑わいのあるオペラハウスでした。
ヘンゼルとグレーテル、子供の役ですがとても立派な声の歌手が歌っていました。大人っぽすぎる・・・と思ったのはここだけの話ですが。
魔女役はテノール歌手が担当していて、子供たちの間で一番人気。
後ろの席に座っていた小学生くらいの女の子が、魔女が登場する度に「魔女!魔女だ〜!」と嬉しそうに言っていました。
この秋に”魔女の一撃”をくらった私にとってはあまり嬉しい存在ではありませんでしたが・・・。
このオペラは何回も見ましたが、ヘンゼルとグレーテルが迷い込んだ森の中で眠る時に、天使たちに守ってくれるようにお祈りするシーンは毎回感動します。ハンブルク歌劇場の演出は、彼らが寝ている間、大勢の大きな翼をもった天使が取り囲んで護っていました。
子供たちの衣装がとっても可愛かったです。 やはりこういう演出や衣装がホッとします。 |
オペラの帰り、電車を待っていたホームの掲示板も年末仕様でした。
ドイツでは12月26日までがクリスマス本番です。
クリスマスマーケットは24日で一斉に閉まり、街中は一気に静まりかえります。
26日は同居人がお料理を作って下さり、お隣さんご夫婦を招いて皆でお食事をしました。
牛のモモ肉をつかった料理。 |
お食事後、何故か折紙大会になり、鶴の折り方を教えたところ、お隣りの奥さんがハマってしまい、彼女は連続で何度も折り続けていました。
日本から持参していた折紙が役にたった瞬間でした。 |
気がつけば彼女の周りは折り鶴だらけに。 |
皆で童心に返りました。 |
因みに、数日後、お隣の旦那さんに玄関前でお会いし、この日以来、家中が鶴だらけになってるよ。と言っていました。奥さんは、年末にフランクフルトの親戚の子供たちに今回覚えた折り鶴を披露したそうです。子供たちはとても喜んでいたと聞き、私も嬉しくなりました。
2015年も忘れられない思い出が沢山あった感謝な一年でした。
留学は夢のまた夢だ、と日本にいた時には思っていましたが、幸いにもこうしてドイツで勉強させていただける機会が与えられて、応援してくださる方々がいる事は本当に感謝です。ありがとうございます。
さて、やっと2015年のブログを書き終えられましたが、次回からいよいよ2016年の回想記に入ります!
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