11月 (2015年)の回想記 〜 癒しの時間 〜

日本は梅雨明けまであと一歩・・・という時期でしょうか。
梅雨明けは一番熱中症にかかりやすい時期だと聞いたことがあります。
くれぐれもご自愛なさってお過ごしくださいね。

さて、今回も遥か彼方の回想記、とはいっても今回は今まで以上に大したお話ではありませんが・・・今回は私の一番の癒しのひと時について少しだけ。


10月下旬にサマータイムが終わり、日本との時差も7時間から8時間へ。
太陽が空を留守にする時間も長くなってきました。
枯葉が落ちるのを見てはなんとも切ない気持ちになってしまいますが、ハンブルクは特に雲が重い日も多く、11月半ばにはついに雪も降り、冷え性の私にとってはなかなか堪えるそんな季節、気持ちもどんより。


11月、学校の練習室からの景色


そんな中、私の癒しの源、それは住んでいる部屋のお隣のお宅にしょっちゅう遊びに来る猫、その名も“フェリックス”です。

お隣さんが飼っている猫ではないのですが、遊びに来ては隣のお宅で泊まって行きます。餌ももらい、ふかふかなベットで寝させてもらう、なんて良いご身分・・・とも思いますが、会うといつも挨拶をしてくれるので、二言三言会話をします。

「フェリックス〜!」

「にゃ〜。」

「今日も遊びに来てたの〜?」

「にゃ〜。」

「こっちにおいで〜」

尻尾をピンっとたてて(ご機嫌の証拠)近寄ってきて、喉をゴロゴロ。

ある日には、玄関を開けたら・・・
うちの前にいらっしゃいました。


フェリックスに会えた時の1日、なんだか得をしたような、幸せな気分が続きます。
お隣の旦那さんともたまにフェリックスの話題で立ち話をするのですが、フェリックスという言葉はラテン語で「幸福」という意味なんだよ、と教えてもらいました。お隣さんはしょっちゅう玄関前の階段で猫のおもちゃを投げてフェリックスと遊んでいます。


家の外でフェリックスに会う時もあります。
通りがかったどこかのおじさんが、「フェリックス〜!」と声をかけ、しばらくの間撫でていきます。フェリックスは皆に”幸せ” を運んでくれる猫なのです。

しかし、”フェリックス” と聞くと、中学時代のある理科のテストを思い出します。
そのテストの問題で、正解の回答は”始祖鳥”だったのですが、なぜか“フェリックス”と回答した生徒が続出。ちょうどその時期に合唱コンクールの練習真っ只中で、「不死鳥 〜フェリックス」という合唱曲を皆毎日練習していたせいで、頭の中が影響されすぎて、理科のテストの答案用紙に皆こぞって”フェリックス”と書いてしまった、という嘘の様な本当のお話。今思い出しても笑ってしまいます。

余談でした。


そしてもう一つ、もっと大切な私の癒し時間。

それもまた猫!

何度もすみません。

たまに家族とスカイプでテレビ電話をして近況報告をします。その時は必ずと言っていいほど、毎回我が家の猫たち(おじいちゃんでとことんマイペースなミカエル、ちょっとおデブちゃんでシャイな女の子ララ、末っ子わんぱくで勢い激しいジョイの3匹。(全て拾い猫です。) )に家族に頼んで対面させてもらいます。

ある夜、スカイプ越しにジョイに話しかけてみました。



「ジョイ〜。」


「・・・。」
無反応。



「ジョイく〜ん!」

「?!」
ちょっと反応。



「ジョイくーん!!!」

「・・・?!」
スチャっと立ち上がり、


「ジョイくーん、こっちだよ〜!!!」

「??!」
凄く反応。


その後、音がどこから聞こえてくるのか周りをウロウロ。

なんなの?だれなの?どこからなの!?


この辺から何か呼ばれてる気がするんだよな〜、と考える。



・・・・・。

(因みにジョイの首輪はドイツからのお土産です。
魚の形のチャームと鈴がついています)


こんな感じで、癒しのスカイプタイムをしています。

でも残念ながら、直接会わないと彼らと会話は難しいのですが、ハンブルクの憂鬱なお天気でも鬱にならなかったのは、この猫達との癒しの時間があったからと言っても良いでしょう。

本日はなんと“猫” だけの話題になってしまいましました・・・失礼致しました。
次回は12月、クリスマスシーズンの回想記です。(季節外れ、ご了承ください。笑)


〈 おまけ 〉

11月下旬、父から送られてきたジョイの寝姿。
彼がどうやって呼吸をしていたかは不明です。










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